くまっちの巻 [消しハン入門]
半年以上のご無沙汰でした。教授はこんなコーナーもやってたんですよ。
では、ドウゾ!
■□■ 消しハン入門 □■□
第 19 回
くまっち
いつもとちょっと違うでしょ。それは・・・・
今回初めてハンコを布に押したんです。
■入門レポート
ひさびさのオリジナルキャラです。
これが元のデザイン。
ゴム版に写し取って、カッターを入れると・・・
こんな感じになります。右はティッシュに押してみた図。
大きさはこれくらい。 だいたい2.5cmx2.0cmです。
また別な布にも。これはなんと・・・
文庫本カバーになりました!
久々だったのでハラハラしながらゆっくり掘りました。
その割にはなかなかうまくできたんじゃないかと思います。
似顔絵消しハンも楽しいですが、オリジナルものもまた楽しいですねぇ。
しかし思えば消しハンに入門してもう二年生。
でも二年目は全然作ってないので落第しそう・・・。
ということでまた次回ー!
(第19回おしまい)
ふかわりょうの巻 [消しハン入門]
いやいやいや、ずいぶんと久しぶりの「消しハン入門」です。
みなさん、覚えてる? とにかく行ってみましょう!
では、ドウゾ!
■□■ 消しハン入門 □■□
第 18 回
ふかわ りょう
1974年8月生まれ。O型。お笑い芸人。
無気力なダンスと重箱の隅をつつくシュールなネタでデビュー後まもなくブレイク。
天才大学生が彗星のごとく現れたと、賞賛を浴びる。1994年デビュー。
10年前の深夜のS-1グランプリでその姿をお見かけ致しました。
あの頃はまだ中性的で怪しい雰囲気を残していましたね。
司会の爆笑問題が優勝を予想したとき、太田君が迷わず「ふかわりょう」を推していましたが、
初戦の「小心者克服講座」以外はパッとせず、決勝の「笛の妖精ピーター」にいたっては、特にこれといったうまさを感じませんでした。しかしそれは少々の経験と度胸が不足していただけなんですよね。
それでも当時は脱力系のネタがもてはやされていたこともあり、ふらふらと優勝してしまいました。
テレビなんてそんなものかもしれませんね。以来あなたはそれからまたふらふらと、少々の路線変更を経ながらも、現在までたどり着いてしまいました。きっとあなたは今後もいじられ芸人として愛され、また次の10年を続けていくのだと思っています。
S-1の決勝にて、ひとつだけ忘れられない場面があります。
審査員だった内海好江さん(故人)が、まるでかわいい孫のように温かく見守っていました。
今後もメインとはいかないまでも、愛すべきいじられキャラとしてご活躍下さい。
あなたの著書「ミツバ学園中等部入学案内」は最高に下らなくて、最高におもしろかったですよ。
■入門レポート
久しぶりなので過去の作業を思い出しつつゆっくりやろうと思ったら、意外と作業がすいすい進み、
モデル選びからスタンプまで、なんと約5時間という記録的な速さで仕上がりました。
まあ、それは今回あまり細かい線がないからなんだけど、
それでも普通はモデル選びで5時間使ってもおかしくないのです。
昔お友達のひぐちくんから頂いたお笑いビデオを見ていたらヒラメキましたよ。
今までの似顔消しハンの中でも若い方に分類されます。最近は年齢層が高かったからさ・・・。
そう思って、前回のコメントを見直してみるとこんな一文が。
>次は男性にしてみようかなと考えています。どうなることやら。いつになることやら。
それから、10ヶ月も経過しちまったよ。
ということでまた次回! ・・・いつ?
(第18回おしまい)
所属事務所による公式プロフィールはコチラ。(少々重いので注意デス)うさぎとロケットの巻 [消しハン入門]
(追記しました)
なかなかコメントのお返事もできない状態です。
せっかく書き込みいただいているのにごめんなさい。もう少しだけお待ちください。
なにか記事はないものかと考えたところ、意味もなくお蔵入りしていた消しハンがありました。
いや、意味はあったんですよ。消しハンばっかりも飽きるだろうなぁ・・・とか。
でも行きます! どうぞよろしく。 オリジナル消しハンです。
ではドウゾ!
■□■ 消しハン入門 □■□
第 17 回
■うさぎとロケット
■入門レポート
以前からあっさりしたものをやりたかったのです。
細かい細工も良いのですが、こういうほのぼのしたのもいいかなぁと。
いつものように消しハンに乗せたメッセージは書きませんので、どうぞお好きなように。
こういうシンプル路線で気に入ってもらえるとうれしいですね。
また後日、この消しハンのコメントを追記しますね。とりあえず今回はここまで。
■以下追記
この絵は大学生のときに書いたイタズラ書きが原案となっています。
うさぎが見上げている図はそのままで、
時の経過もあって教授と同じようにメガネをかけていただきました。
それから、当時はロケットのかわりに月を見上げていたのです。
あれから10年以上が経過しましたが、うさぎがどちら側から何を見上げているのか、
自分の心境と合わせた図案の変化に興味を持って刷り上った版画を眺めています。
ではまた次回!
(第17回おしまい)
田辺 聖子の巻 [消しハン入門]
お久しぶりの「似顔消しハン」でございます。
さっそくドウゾ!
■□■ 消しハン入門 □■□
第 16 回
田辺 聖子
1928年大阪市生まれ。女流作家。スヌーピー好きで有名。
1964年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」にて芥川賞受賞。
今までの人生の中で一番のひねくれモノだった高校時代に、
あなたの作品に出会えたことは本当に幸運でした。
■入門レポート
前回の似顔とキャラクターがかぶると思いつつもモデルに選んでしまいました。
お顔立ちのインパクトでしょうね。味のあるおばちゃん系です。
毎回何が苦労するかって、モデル選びほど苦労するものはありません。
「この人の顔を作りたいなぁ」という方は結構いらっしゃるのですが、
なかなかその方の良いショットが見つからず断念ということが多いのです。
雑誌をあまり買わないからでしょうか。だって雑誌って高いし。
一度モデルさえ決まってしまえばこちらのもの。あとは似顔絵を描いて、ゴム版に写して彫るだけ。
この作業は確かに疲れますけど楽しさが勝り、一晩で一気に仕上げてしまいます。
で、翌日落ち着いて微調整をするという手順です。
次は男性にしてみようかなと考えています。どうなることやら。いつになることやら。
ということでまた次回!
(第16回おしまい)
■おまけ
ゴム版 聖子の3カード
(モデルの詳細はこちらをどうぞ)
■田辺聖子-wikipedia
aiaiai の巻 [消しハン入門]
どうも。予告どおりに「消しハン入門」です。ありがたいことに消しハンのご依頼を頂きましたよ。
といっても、ご依頼から着工まで3ヶ月以上かかっています。いつもながらノロノロしてるのです。
いざ取り掛かれば速いんですけどね。
ご依頼主は、「めっけもん人生邁進中、ああ人生に滝涙アリ」で、おなじみの aiaiai さんです。
近くご結婚なされるということで、当初はそのお祝いにしようかと思っていたのですが、
いざ完成してみると、ぜんぜんおめでたくもなんともない作風になりました。ごめんなさいね。
■□■ 消しハン入門 □■□
第 15 回
[ aiaiai ]
すみませんが、ハンドルネームをそのままタイトルに頂きましたよ。
いろいろ考えたのですが、一番しっくりくるのがこれだったので。
■入門レポート
ブログで交流のある方の消しハン「ブログ消しハン」も早いもので3つめを数えました。
オリジナルキャラクターでもあり、贈答用でもあり、今までの総決算的な消しハンになりました。
お会いしたことのないaiaiaiさんのイメージをブログ記事から膨らませて、
これからどんな女性になっていくのかな?とアタマをひねったら、こんなふうになりました。
ボサボサの髪とか、クネった悩ましい腰つきとか、悪気はないんですけどね。
そうなっちまったもんはしょーがない!教授の感覚はどっかおかしいのであきらめてください。
凛としたたたずまいと、独特な親しみやすさを表現してみましたよ。
でも製作者の意図をあまり押し付けるとおもしろくないので、能書きはこれまで。
ではまた次回! ごきげんよー!
(第15回おしまい)
■追加しました。
下絵 ゴム版
※aiaiaiさん、この作品が欲しい場合はプロフにあるアドレスからメールください。
ちょっとしたサプライズとともに [aiaiai] を郵送いたします。
※「ブログ消しハン」のご注文はしばらく中止させて頂きます。
ソボくんの巻 [消しハン入門]
はい、消しハン入門です。
今回は以前から温めていた「ブログ企画モノ」ですよ。
■□■ 消しハン入門 □■□
第 14 回
■ソボくん
本職イラストレーター・(ごめんなさい!違ってました※あとから書き足し)
こざきさんが運営するソネットブログ、
「砂漠のクジラ、オアシスへ」にて連載されていた漫画「ソボくん」の主人公。
昨年末に惜しまれつつもファーストシーズンが終了。
個性的な脇役キャラクター陣に囲まれながらも、
右隅か左隅の、いずれにしても隅の方で
吹き出しの大きさによってその存在感をアピールする「思考する幼稚園児」。
現在は、「ソボくんの妖怪物ファイル」のナビゲーターとして活躍中。
「ソボくん」の以外の漫画アリ、こざきさんの日常のぼやきアリで
読み応えアリなので、どうぞご覧ください。
■入門レポート
2006年最初の「消しハン入門」は、実は昨年中に出来上がっていたものです。
本当は「ソボくん」の最終回にアップしようと思っていたのですが、
いろいろあって時間がとれずに、とうとう年を越してしまいました。
「入門」には毎回ポイントがあり、今回は「借り物キャラクターもの」に挑戦。
過去に借り物キャラクターといえば、
初回の「おばQ」とか、「呪印」とかを手がけてきましたが、
今回くらいカンタンなお題はなかったと・・・。
いえいえ、頑張らせていただきましたよ。
こざきさん、お忙しいようなので言いにくいのですが、言っちゃいます。
セカンドシーズンもよろしくお願いします!
■ほぼ3センチ。
ではまた次回!
(第14回おしまい)
ネイティブの教え [消しハン入門]
いよいよ年末在庫一掃ボツ特集も架橋です。ボツというよりお蔵入りしていたものです。
その理由は下に・・・。ではドウゾ!
■□■ 消しハン入門 □■□
第 13 回
「ネイティブの教え」 (カラー)
「ネイティブの教え」 (白黒)
■入門レポート
実はこれ、第11回で公開した [gift] という消しハンよりも早く完成したのです。もともと出産祝いに送ろうと思って作ったのですが、
男の子なら今回の消しハン画を送る予定でした。
女の子をご出産されたため、あちらが嫁いでいったというわけです。 そのまま陽の目を見ることなくお蔵入りとなり・・・。 「男子用」「女子用」、みなさんはどちらがお好み? しかし贈答用というのは難しい!
このデザインだって、奥サマが「ネイティブアートが好きらしい」と聞きつけて、
考え始めたものですからね。やっぱり喜ばれたいですからね。
そうかと思い、さっそくネイティブたちの絵に秘められたメッセージを紐解いていくと、
これが面白くて、感心して。今すぐ弟子にしてくれー!って思いましたよ。 そこでこの消しハンを作るにいたったワケです。 で、こちらは実在するトーテムポールを教授風にアレンジしました。
オリジナル半分、パクリ半分って感じでしょうか。
でも持ち前のデッサン力のなさから、実物を目にされてもわかんないと思います。
結果オーライ! 今まで「消しハン入門」として、カラーをやっていますが今回は応用編。
パーツを切り取って色をのせるというワザを使ってみました。 だから、同じデザインの消しハンが二つ存在していたのです。
ひとつを切り刻んで色付けしたというステップです。見るも無残なので公開しませんけど。 白黒は白黒で気に入ってるんですよ。
カラーの色のズレ具合も気に入ってるから、ふたつでひとつかな。 ではまた次回!
(第13回おしまい)
キミにハナを [消しハン入門]
前回からの続きものです。まぁ見なくても大丈夫だけど。
■□■ 消しハン入門 □■□
第 12 回
「キミにハナを」
■入門レポート
毎回テーマを決めてやってまして、今回はズバリ「小ささ」です。
どのくらい小さいのか、前回に引き続き 身近なもので比較してみましたよ。
◆白い紙の大きさは 3.5cm x 3.5cm
今度は親切でしょ?
一時間くらいで彫り上げます。 単純なデザインなので、まだ何とかなったかな。
気をつけたのは白目をくりぬく作業です。
ヘタすると表情変わっちゃうしね。左右のバランスもとらなきゃならないし。
さあ!
すべてはミニフォトフレームに収めるために作ったのですよ。
どうだ!
ポストカード風にもしてみました。
キャラクターのモデルは人間じゃないものを想像しましたよ。詳しくはナイショです。
さてさて、来年は 「消しハン入門」 もステップアップできるかな?
最後はみんなで。
(第12回おしまい)
merry christmas!
gift (版画) [消しハン入門]
二回連続で作業工程を報告しています。前回は下絵でした。
実物を見た方から「売れるんじゃないか?」と大変ありがたいお言葉を頂戴しました。
実際に売り物になるかどうかは別として、
多くの方々に気に入ってもらえることにやりがいを感じています。
そこでつい調子に乗って、知り合い夫婦の出産祝いとしてプレゼントすることに決めました。
「消しハン入門」の11回目は、カラー作品にチャレンジ! 喜んでもらえるかな?
■□■ 消しハン入門 □■□
第 11 回
[gift]
すてきな [gift] をありがとう。本当に本当にありがとう。
■入門レポート
前回は下絵を完成させて、ゴム版に写し取るまでを書きました。
今回は、いよいよゴム版を彫り始めます。
左に見える切れ味バツグンのデザインカッターで、写し取った線に沿って彫っていきます。
もちろん彫ったら「白」になりますので、
完成イメージをいかに具体的に思い描けるかが成功のカギとなります。
イメージできなかったらゴム版を無駄にするだけなので慎重に。経験談です。
一度失敗したらおしまいですよー。
数時間後・・・
ここまで彫りあがるのには一晩を要します。やるときは一気に仕上げます。
くれぐれも気を抜くと取り返しの付かないことになるので慎重に。時に大胆に。
できあがったら周りをカットします。誤ってインクが付着するといらない線がプリントされるので。
柔らかいゴムなのでカスも発生します。そういう細かいのは練りケシでマメに取り除きます。
こんな感じ。
ではお待ちかね!色をつけますよ。今回使用したスタンプは以下。
どれも画材屋さんを探すとありますよ。
年賀状などで使うスタンプでおなじみですね。色は迷わずピンクに決定!
深みを出すために数色を使用してます。
どう? いいんじゃないの?
と、いうわけで。
額に入れまして、完成! 愛用のマグと一緒に。
このようにして、ハン画ができあがったわけです。
※先ほど、赤ちゃんを見てきました。ちっちゃくてかわいかったですよ。
版画も喜んでもらえたようで、よかったよかった。
どうぞ、お幸せに~! すてきな家庭を築いてくださいね。
(第11回おしまい)
gift (下絵) [消しハン入門]
ふと思いついて、今回の消しハン入門は下絵と作業工程をアップします。
消しハン画は先ほど完成しました。次回アップしますので、どうぞお楽しみに。
■□■ 消しハン入門 □■□
第 10 回
「 gift 」(下絵)
今回もオリジナルキャラ。
オリジナルは気兼ねなく画像を使えるので、とてもラクです。意外に好評でうれしいし。
今回は、根強い人気の月くんを超えられるかな?
作品の題名は「gift」ですが、実際にギフトとして知り合いへのプレゼント用でもあります。
■入門レポート
普通の紙に普通のエンピツで描いてます。
できあがったらゴム版に写し取ります。
キャラクターは思いつきで出来上がります。
消しハン人口が少ないので教本があるわけでもなく、作業工程は我流です。
他の人は違う方法を用いていると思うので、誤解しないように。これは我流。
消しゴムの値段が高いので、今はレリーフ用のゴム版で彫ってます。
消しハンじゃないじゃん!
はい、そうなんですよ。
彫るにはそれほど変わりはないのでどっちでもいいんです。だから安い方!
写し取るとこのようになります。右と左が反転しましたね。
この時点ではまだ細かい線がぼんやりとしか写し取れてないので、
エンピツで線をクッキリとなぞってます。
そうしないと、いざ彫るときにどの線にナイフを沿わせるのか迷うんですよ。
常に完成後を思い描きながらの作業です。
さて、今回はここまで。
しかし・・・
「消しハン入門」なのに、「消し」でなかっただけでなく、
「ハン」さえも出てこなかったらサギなので、今回はサインもアップ。
こんなんなりました。シンプルですよ。
・・・なんか気づきませんか?
わかった?
どう?
わかった人~?
正解は・・・
カラーなんです!
なんと今回はカラーのハン画ですよ! 次回をお楽しみに~
(第10回おしまい)